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2022.03.25
お祝いのことば 小学校卒業生の皆さんへ
お祝いのことば
皆さん、ご卒業おめでとうございます。晴れの卒業式にあたり、文京区議会を代表いたしまして、心からお祝いを申し上げます。
さて小学校を卒業する皆さんに、ぜひお知らせしたいことがあります。それは、なんと小学生が政治を動かした!というお話です。長野県の佐久市では「ポイ捨て禁止条例」が制定されています。条例というのは議会で議決したその自治体のルールのことです。この条例制定のきっかけとなったのが、小学校5年生と2年生の兄弟だったのです。
通学路のごみが気になった兄弟二人は、一年間にわたって毎月、両親と一緒にごみを拾い続けました。ところがごみは一向に減る気配がありません。特に多かったのがタバコの吸殻です。子どもたちが学校に通う道であるにもかかわらずです。このままではいけないと思います!と、兄弟は佐久市にうったえたのでした。「僕たちはたばこの吸い殻を拾いながら『大人が捨てたごみを子どもが拾うなんて、悲しい』と思いました」と。条例をつくってポイ捨てをなくしてほしい!とお願いしたのです。こうした要望のことを「陳情」(ちんじょう)といいます。
陳情は誰でも自由に自治体や議員などに意見を伝えられる方法なのです。「一体どうやって?」と思うかもしれませんが、文京区のホームページで確認してみて下さい。「区民の声」を受けつけていますから。このように意見を伝える方法は、日本国憲法の16条で保障された請願権に基づいたものなのです。誰でも国や地方議会などに要望を述べることができるのです。
皆さんも、実現してほしい政策を文京区に要望することに挑戦してみてはどうでしょうか!そのためには、自分たちの住んでいる文京区のことをよく知らなくてはなりません。その上で「自分たちのふるさとをもっとよくしたい」という思いを持ってほしいのです。
小学校を卒業し、大人への階段を着実にのぼっていく皆さんを、ふるさと文京は応援し続けます。新しく広がる世界に向けて、大きな一歩を歩み出す皆さんを見守っています。皆さんの人生が幸多きものになることへの祈りを込めまして、お祝いの言葉としたいと思います。
令和四年 三月二十五日
文京区議会議長 田中 としかね
皆さん、ご卒業おめでとうございます。晴れの卒業式にあたり、文京区議会を代表いたしまして、心からお祝いを申し上げます。
さて小学校を卒業する皆さんに、ぜひお知らせしたいことがあります。それは、なんと小学生が政治を動かした!というお話です。長野県の佐久市では「ポイ捨て禁止条例」が制定されています。条例というのは議会で議決したその自治体のルールのことです。この条例制定のきっかけとなったのが、小学校5年生と2年生の兄弟だったのです。
通学路のごみが気になった兄弟二人は、一年間にわたって毎月、両親と一緒にごみを拾い続けました。ところがごみは一向に減る気配がありません。特に多かったのがタバコの吸殻です。子どもたちが学校に通う道であるにもかかわらずです。このままではいけないと思います!と、兄弟は佐久市にうったえたのでした。「僕たちはたばこの吸い殻を拾いながら『大人が捨てたごみを子どもが拾うなんて、悲しい』と思いました」と。条例をつくってポイ捨てをなくしてほしい!とお願いしたのです。こうした要望のことを「陳情」(ちんじょう)といいます。
陳情は誰でも自由に自治体や議員などに意見を伝えられる方法なのです。「一体どうやって?」と思うかもしれませんが、文京区のホームページで確認してみて下さい。「区民の声」を受けつけていますから。このように意見を伝える方法は、日本国憲法の16条で保障された請願権に基づいたものなのです。誰でも国や地方議会などに要望を述べることができるのです。
皆さんも、実現してほしい政策を文京区に要望することに挑戦してみてはどうでしょうか!そのためには、自分たちの住んでいる文京区のことをよく知らなくてはなりません。その上で「自分たちのふるさとをもっとよくしたい」という思いを持ってほしいのです。
小学校を卒業し、大人への階段を着実にのぼっていく皆さんを、ふるさと文京は応援し続けます。新しく広がる世界に向けて、大きな一歩を歩み出す皆さんを見守っています。皆さんの人生が幸多きものになることへの祈りを込めまして、お祝いの言葉としたいと思います。
令和四年 三月二十五日
文京区議会議長 田中 としかね
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